粒子径測定

粒子径測定は重要な測定?

切削加工において刃先に微細な油玉を送り込むことにより過酷な高温の条件下での刃先の磨耗を和らげることとなり、冷却において非常に大きな効果をもたらせます。また粒子径が小さくなれば液の表面張力が小さくなるために切削液の濡れ性にも大きく貢献します。そのため粒子径は切削液の安定性に大きく影響するために、これを解析することで加工環境の改善につながります。

サービス・解析の概要

切削加工 環境改善.comでは粒子径測定では『動的光散乱法』を用いて解析しています。『動的光散乱法』ではエマルジョンの粒子径、粒子分布範囲、平均粒子径を求めます。油剤の粒子径が小さければ小さいほど、工具先端刃先までクーラント液が入り込み、冷却効果を高めて発熱を抑え、切削効率を向上させます。また新液状態では粒子径は細かいが稼働し続けると粒子径が大きくなり、切削液中が濁り始めるために解析が必要となります。流体解析を行うことで【刃具の長寿命化】【加工速度の向上】【不良率の低下】を実現します。